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Pink Drain

とある漫画家の、激しくも儚い妄想をつづる日記。

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ここんところの整理。

まずは長船
岡山県の備前長船という日本古来から続く刀鍛冶の里で日本刀と二次元イラストのコラボ展が開催中。
あたしは二点ほど展示してもらっていて、ひとつは来月より連載開始のEDO OF THE DEAD。
映像監督の山本清史さん原作で、題名を見てもらえばほぼわかる通り、江戸時代のゾンビ物
シナリオ、ネームまで他の作家さんにお願いして、あたしは主に演出と作画。
もう一点は、神狩鬼の原作を書き下ろして頂いた神野オキナさん原作の「カタナツカワレ」のイラスト。
刀に選ばれた少年と、それをサポートする女性のお話。
二次元VS日本刀展
夏休み中はやってます。

ln_kirin_blog_01.jpg

さらに高円寺のたまごの工房でクリーチャー展~Art of the Creatures~にゲスト参加させていただいている。
こちらはグラマラスグラマーデザイナーという側面もあるの
題材は麒麟。
割と皆さんインパクトの強い作品を展示なさってるようなので
あたくしは捻らずに、わりとベタに麒麟を描いてます、鵺と同じ幻獣シリーズ。
グラマラスグラマーの通販サイトにてTシャツも販売開始。

麒麟通販ページ

クリーチャー展~Art of the Creatures~

こっちは23日から8月4日まで。


そして8月から漫画の短期連載。
夏コミも間に合えば何か出す。
あとコミケは、ちょっと企業関係でもイラストかいた。
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| 雑記 | 09:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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二次元VS日本刀展

hutari_re_blog.jpg
岡山の備前長船周辺で13日より二次元VS日本刀展が始まる。
日本刀にはかなりの縁を感じている、ウィッチブレイド丈琉も刀が出てきて
神狩鬼も時代劇という性質上日本刀を描く事が多かった。

日本の独特の技術によって作られる日本刀
今や本当の意味や趣旨とは別の、美術品としての価値のみが特出してしまってるジャンルで
実際の斬るという性能も高い水準を守っているわけではある物の
現代社会において、本来は人を斬る巨大な刃物である刀は
その存在意義を失いつつある。
昨年、この企画を進めるにあたり展示会に行き、実際の刀を握らせていただいた
長い年月をかけて、人を効率よく斬るために研ぎ澄まされたしっくりとした振り心地はさすがである。

しかしながら、刀剣とは1000年以上前からその形を作り出し始め
沢山の人たちによって進化し今の形へと昇華された。
今の日本人からすると体格も違えば、動きのルーティンも変わり果てた
果たして本来の現代における本当の意味で理想的な刀の形とはどんな形なのか。

結局のところ、決まり事によって「刀とは何か」という事を決められてしまった状態での
試行錯誤というのは、その枠のかでしか出来ないので
革新の流れを限定されてしまった刀というモノが
どこへ向かうのか、その中で生きる刀匠様方のお話は中々面白いものがある。

日本刀はすでに矛盾を抱えているように見える。
その矛盾は遥か前からあったモノかもしれない。
それこそ今も刀匠と言う仕事をなさってる方々は何を抱えて何を思い刀を打つのか。
興味は尽きない。

今回の展示には
現在連載開始を目標に執筆中の映像監督山本清史さん原作のEDO OF THE DEADと
神狩鬼でご一緒させて頂いた神野オキナさん原作でイラストを展示。
EDO OF THE DEADでは作品中に登場し、ゾンビを一刀両断にする卒塔婆をそのまま剣とした卒塔婆剣をデザインさせていただき、そのまま刀匠さんに作ってもらった。
神野さんとの方は既存の刀からのイメージで描かせてもたっている。

岡山という非常に遠い所ではあるが、興味のある方は足を運んでいただきたい。
夏休み中は開催。

| 仕事 | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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